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追突

小説

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追突6

さて、ところで最初の方でお話しましたが、私はいつになったら、このジロジロと作品とか行動を観察される今いる世界から逃れられるのでしょうか?魔術は確かに勉強して行こうと思っていますが、環境が悪いと、覚えが悪くなるのは必然的です。さらに、根本的に元を正していけば、何故、彼らは、姿見えぬ、見せぬ彼らは、このジロジロと相手に不快感を与えながらも観察せずにはいられないかです。

異様な容姿が原因ではないかとも何度も思いました。でも、実際に姿を確かめた訳ではないので決めてはないのです。このように追い詰めていって最後、彼らが欲しいものとは、一体なんなのでしょうか!?私が、今一番気になるのはこのことです。

なぜ、「書いたら感想を言いたいからみせてね!」の一言が言えないのでしょう?もともと常識がないのはとうに分かっていますが、少し異常な気もしますね。やはり、良い部分は頂こうと思っているからでしょうか?

また、こういった人種の人たちの中の多くは、楽しそうにしているとすぐ、その楽しそうな原因を懸命に探ってきます。そしてそれが物や人だと必ずと言って良いほど、それを欲しがります。肝心なのは常に私の行動だけを探って自分で探しに行こうとしないことです。その楽しいことをです。

何でも私と関連づいたことではないと興味を示さないのです。果たしてその理由はなんでしょうか?何故、新しく楽しみを自分自身で新たに探しに行かないのでしょうか?そして、また、何故、私経由でなければならないのでしょうか?

考えれば考えるほどそれは、いつまでたっても解けない難解なパズルのような仕組みだと思います。何かに草臥れているのでしょうか?自分で探すことがそれほど面倒な理由があるのでしょうか?私がそんなにすごい人間に見えるのでしょうか?そして、何かを待っているのでしょうか?待っているのは一体何なんでしょうか?私は随分と悩み試行錯誤し、考えあぐねました。そして、考え抜いた結果、自分なりにある一つの結論に辿り着きました。

待っているものは、私が過去持っていたものに違いないと。だから、いつも探るように行動を観察し続けているのだということに気づいたのです。それも、どうもハッキリと問い詰めたり質問しないところをみると、どうもおっかなビックリの様子なのです。その状態をもっと分かりやすく言えば、半分期待して、半分は諦めている、または捨てている状態にも似ていると思います。どうしても半分、いえ、半分以上は期待できない何かがあるのかもしれません。

何をそんなに恐れ怯えているのでしょうか?こちらとしては、もし、何かあるのなら嫌がらせ観察やパントマイムではなくてハッキリとそのことを言葉によって伝えて欲しい気持ちでいっぱいです。口さがない噂で怯えてそのような態度を取っているのでしょうか?また、では、その口さがない噂とはどのようなものでしょうか?

私が想像するにそれは、おそらく、ある人物の人間像が、様々な証拠隠滅的な捏造そそれによる示唆によって歪められ間違った形で人々に伝えられているせいだと思います。つまり、事実とは大きくかけ離れたある人間の人物像が、架空の世界や人々の頭の中の想像の世界で勝手に一人歩きしている状態だと思うのです。端的に言うと、このようなことが言えますね。

ある人物が、ふと出来心で、ある人が付き合っている人に興味を抱き、接近しました。が、最初は、ほんの出来心でちょっと関わったら軽く交わして知らん顔して何もなかった顔をして過ごそうと思っていたら、予想と違ってとんでもない目に遭ってしまって、忘れようにも忘れられなくってしまった。そんなような出来事が発端で何でもないはずのことに火がつき、問題が非常に大きくなりすぎてしまった。このようなことが思い浮かびます。

上に書いたとんでもない目に遭ったという内容の度合いにもよりますが、この状況の為に、その後、ドンドン関係のない著名人や有名人、権力者が巻き込まれていったとしたら笑い事ではすまされませんよね。巻き込まれて行く、大きな原因の理由の一つは、“受けた仕打ちに対する復讐”でしょうね。

その復讐をするに当たって一番の大きな障害はきっかけでしょう。きっかけがほんのつまみ食いの興味本位のちらみに行こう程度だった場合です。それで済むはずだったのに、あまりにトンでもない目に遭ったものだから、そのまま忘れることが出来なくなってしまったのかもしれません。

ですが、最初が不純なので、正式に知り合っていない形、―出会い系の買い物だけつきあって、とか援助とかその日だけデート、写真撮影、オークションの手伝いなど―なので強く言えない物だから、表現が入り組んでいて不気味に秘密主義で可笑しいのだと思います。

つまり、正当な被害を訴える前に自分もある意味、それをハッキリと主張できないような形で出会ってしまっている。とこういうことが言えると思うのです。ハッキリ訴えたり文句を言うのなら、出会いのことも正しく言わなければなりませんからね。その上、もともとちょっと味見する程度の気持ちで知り合っていたら―もともと付き合おうと思って会っていないという意味、最終的に押し返すつもり程度の出会いという意味―余計、ハッキリと被害を訴えられないと思います。もし、文句をハッキリと言ったら、見えない場所でコソコソと会っていたことを認めないとならないし、現場をみられない限り大人の関係があったかもと色メガネで見られても何も言えないですからね。そう言ったことも追求されるのは目に見えているのでハッキリ言えないでいるのだと想像されます。

もっと具体的に言えば、自分も悪いのでハッキリ言えないのです。だけど恨みがすごい。そういう表現がピッタリ当てはまると思います。

出会った誰かが付き合っていた人が美しいので忘れられなくなった、何て人も中にはいないとは言い切れませんが、どちらかと言うと、美しいと思っているのを悟られたら何か仕打ちをかなり高い確率で受けていると思うので、そうだった場合、既に被害者になっていると思います。その被害による恨みは、ある意味歪んだ形で口伝えで話に尾ひれがつく形でグルグルと周囲を回っていると思います。

復讐の手伝いをしてもらいたいめに狙われた権力者は、その権力者の性格にもよりますが、うっかりその話に乗るとその人が馬鹿だった場合、大切な何かを無くしてしまう可能性もあります。巻き込んだ人、全てをも恐ろしいどす黒い混沌の世界に陥れてしまうほどの邪悪な陰謀が渦巻いているのは間違いないです。

どちらにしても、人が楽しそうにしていても隠している部分も多いからあまり簡単に羨ましがったりしないで―相性もありますからね、その人とはそうでも自分が付き合っても楽しくて幸せとは限らないですから―自分の幸せは自分の目で確かめて選ぶ、それが一番だと私は思います。

噂だけで思い込んで、知り合いを知り合いだとも、友達を友達とも思わなくなったら終わりですね。全て、本当のことが見えた時は、何もなくなってしまうと思いますよ。そこにあるのは噂の残り火や燃えカスだけだと思います。

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