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追突4

私は白魔術が好きでカバラの勉強をするつもりですが、カバラ魔術の中でも最も基本中の基本であるメルカバについてここでお話してみたいと思います。

これはヘロハートの書に載っているものです。

―メルカバについて―

天使や神の秘密の名を探りだし、その知識と、そして特殊な呼吸法や聖歌や祈りの言葉やまじないの文句をリズミカルにくり返す…そういう方法を用いて、神のいるとされる「栄光の玉座」に人間が登ることを伝えるものです。
そのためには、体を清める沐浴や特殊な食事や断食や呼吸法、頭を膝の間に挟むなどの特異な姿勢とかを行う必要があるし、それなりの「能力」がないと無理なのもありますし、また、これら厳しい条件に耐えうるだけの精神力も要求されることから、実際に実践するのは少数の方に限られたようです。

それぞれの宮殿の門には、そこを守る強力な天使達がいて、その天使達の承認を得ながら天界を登っていく…
というのが、まあ、一番平易な理解です。

幻視を行う者は、トランス状態になって意識を切り替えていくわけです。

そのためには、体を清める沐浴や特殊な食事や断食や呼吸法、頭を膝の間に挟むなどの特異な姿勢とかを行う必要があるし、それなりの「能力」がないと無理なのもありますし、また、これら厳しい条件に耐えうるだけの精神力も要求されることから、実際に実践するのは少数の方に限られたようです。

それぞれの宮殿の門には、そこを守る強力な天使達がいて、その天使達の承認を得ながら天界を登っていく…というのが、まあ、一番平易な理解です。
ちょっとややこしいのですが、逆説的な意味合いで「下降」するという表現を後半のメルカバ書物では使っているようですが、行っていることは同じですね。

門を通り抜けるためには、天使達の正しい秘密の名前や魔法の名前を覚え、紋章(あるいは指輪)や刻印を覚え、聖歌や祈りの言葉などを覚えて行かねばなりません。聖歌の中には、ハイヨト(メルカバ天使の位階の一つ)の歌があって、クェドゥサ(三聖誦)で締めくくられるのが多いらしいです。
ここで覚えなければならない「名前」については、ゲマトリア手法が使われているようですね。

門を守る天使たちは、当然ですが幻視者を通せんぼするわけで、ここで正式な手続きを踏めなかった場合、幻視者は命の危険にさらされます。(「死の罠」と表現されるようですね、この「通せんぼ」を。ちなみに、第6天は「水の試練」だそうです。これが一番キツイらしい。ここが、メルカバの暗黒面とかっていうお話もあります)
また、門を無事に通れたと言っても、そこで視る世界に精神が耐えられない場合は狂うそうです。
天界にもいろんな約束事がありますが、精神がその「約束事」に耐えきれなかったり、視た世界が精神力を越えた世界だったりするわけですから、それらに耐えられる精神力の無い者は第7天までたどり着けないわけです。

メルカバ文献(「小ヘハロート」)の中には、実際に天界へ登って行き、幻視を行った四人の幻視者の説話が載っているものがあります。
ベン・アザイ、ベン・ゾマ、エリシャ・ベン・アブヤー、ラビ・アキバの四人です。
この中で、アザイは死に、ゾマは狂い、エリシャは堕落し、アキバのみが生き残ったとのこと。

上のことはメルカバのことが詳しく書かれたブログから引用させて頂きました。
このように大変、ロマンがあり、夢や冒険もありのとっても素敵な魔術の世界がみなさんにもご理解頂けたことと思います。
他にも「ヘロハートの書」の薀蓄として、一般的なユダヤ教カバリストは、魔術に対しては否定的な態度を取る。と記されてありました。

理由としては、まず魔術は4つの世界の均衡を破壊し、事物を本来の位置から逸脱させてしまう。となっています。

また、カバラにおいては、神の名前を使えば様々な超常的な現象を起こせると考えられた。
神の名前は、神の本質をあきらかにするものである。神の本質は絶対的な万能にして全能の力なわけであるから、その名前を使うことによって、その本質を捉え、利用することができるはずである。また、神の名前を表す個々の文字も、本質の一部分なわけであるから、当然神の力が分け与えられているはずである。ヘブライ文字に霊力があるのは、このためである。
また、天使は神の使いであり、それはすなわち神の力の出口なわけであるから、当然天使の名前にも、同様の効果があるわけである。

こうして、超常的な現象を呼び起こす神の名前のことをシェム・ハムフォラスと呼ぶが、カバラ魔術の効果については、以上を根拠にしている。

などなどメルカバ含めてカバラには、たくさんの意味合いがあります。

さらに、少し前にお話したメルカバの原点とも言える「ヘハロートの書」についてですが、これは、「神の宮殿・広間」を意味する。これはメルカバ瞑想において、非常に重要な概念である。メルカバの秘儀(別項で詳述)を実践する者は、メルカバに達するためには七つの宮殿を通過しなければならない。しかし、それらの宮殿の門には恐ろしい門番の天使がおり、それらを鎮めて突破するための秘伝が存在する。「ヘハロートの書」とは、こうしたメルカバの秘儀を扱った文書の総称である。と文献には記されています。

これは大変知識として役立ちますよ。私はこの部分の内容はもう何度も読み返して暗記したほどですから。

また、メルカバの秘儀について語る際、絶対に無視できない人物についてご説明しますね。それは下です。

ベン・アキバとシメオン・ベン・ヨハイ、イシュマエルらである。特にアキバは1~2世紀頃の人物でメルカバの瞑想に関する手引書をいくつも残している。そして、さらに付け加えるならば、ヘハロートの書の中で、もっとも重要といえるものが、「大ヘハロートの書」と「小ヘハロートの書」であろう。これらはイシュマエル・ベン・エリシャによって書かれたものらしい。「小ヘハロート」ではベン・アキバが主人公となり、 「大ヘハロート」はネフニア・ハ・カナーとイシュマエルが導師として登場する。

「大ヘハロート」の実践者は、その準備段階として厳しい食事制限、沐浴を行う。そして、神の名前を含んだ呪文を唱え、神を讃える賛歌を歌い、頭を両膝の間に挟む姿勢を取らなければならない。そして、いよいよ瞑想に入るわけである。
瞑想者は深い恍惚感の中で、天界を幻視して、そこを旅する。そして、この幻影の中で七つの天界を旅するうちに、修行者の霊魂は地上的なものから解放され、神へと近づいてゆくのだ。

この書においては、7つの天界の最高位に位置する7つの宮殿をめぐる旅が重要な位置を示している。修行者は、各宮殿(ヘハロート)の門番の天使に、護符を見せ、呪文を唱え、彼らの怒りをかわずにそこを通して貰わなければならない。
そして、それぞれの門番には、それぞれの新しい護符や呪文が必要になる。

「小ヘハロート」では、こうした護符や力ある言葉の記述で埋められている。こうした護符は主にローマ帝国時代に成立したらしい。

「ヘハロートの書」より少し後に出た書が「ラジム(神秘)の書」である。

メルカバ瞑想は、この後も進化を続け、やがて護符の類はあまり使われなくなってゆく。ともかくも、ユダヤ教カバラの伝統中には、儀式魔術の原型となる思想が、間違いなく含まれていたのである。

実に説明が長くなりましたが、これらの内容がもっと詳しく載っている書籍を下にご紹介します。

「ユダヤの秘儀 カバラの象徴学」 せヴ・ベン・シモン・ハレヴィ 平凡社
「カバラ」 箱崎総一 青土社
「カバラ」 ロラン・ゲッチェル 白水社
「カバラー」 チャールズ・ポンセ 創樹社
「カバラ Q&A」 エーリッヒ・ビショップ 三交社
「カバラーの世界」 パール・エプスタイン 青土社

です。

もし、ご興味をお持ちになりましたら、ぜひ、一度読んでみて下さい、お勧めです!

とにかくこれからも私は、一日も早く今のこの不幸な現状を乗り切るために白魔術の勉強をもっともっと深く学んで邪悪な黒魔術と戦うつもりですから。同じ志の方いましたら、どうぞよろしくお願いしますね。

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